Top
<   2015年 05月 ( 12 )   > この月の画像一覧
新橋演舞場で蝶々夫人
京都南座に続き、新橋演舞場での『大和証券プレゼンツ・蝶々夫人』無事幕が降りました。

両日ともに満席の熱気と総立ちの拍手、かけ声に出演者一同ただただ感動しております。
『蝶々夫人』という作品は、蝶々さん役は最初から最後まで出ずっぱりで、歌唱技術の幅と常にクライマックス的表現が求められるとても難しい役ですが、佐藤路子さん・青木エマさん共に役に命を与え重なり合い素晴らしい名演でした。
また、スズキ役の野上貴子さん、シャープレス役の田中勉さん、ゴロー役の中井亮一さんあっての舞台でした。
合唱もアンサンブル場面、短い舞台リハーサルの中、個々が生きた表現もしっかり務めてくれ舞台を締めてくれました。
通常オペラではオーケストラはオーケストラピットに入り客席からは見えませんが、今回はオーケストラピットがありませんから舞台上に配置し、尚且つアクティングスペースを確保することを優先にしましたのでアンサンブルも通常とは異なります。
歌手と指揮者が死角になる箇所も多く、左右上下指揮者が動きますが、オーケストラは常にドラマを運ぶ演奏をしてくれました。

今回の舞台の大きな特色となりました新橋芸者の皆さまと、芸者さんたちの振付けをして下さいました花柳寿輔氏に心からお礼申し上げます。
また、幕開き冒頭で演奏して下さいました地方(じかた)さんたちの“越後獅子”!このオリジナルの演奏の後、本編でプッチーニが巧みに取り入れた“越後獅子”はじめ日本の曲が使われながら物語が進みますが、舞台奥の盆の上で感動しながらスタンバイしていました。
沢山のインスピレーションを受けました。ありがとうございました。

ザ・スタッフは私が最も信頼を置くスタッフたちで、音楽大学出身も多く、タイミングは楽譜でやりますので、1秒未満単位のタイミングで進行してくれますので、監督と指揮を安心して兼任できるのも彼らの仕事の完璧性によるところです。
イルミナートオペラ・イルミナートバレエ・イルミナートフィル共に
総合芸術を打ち出していますので、その表現が可能なのはそういった各自・各セクションあっての事です。ぜひ個々の顔にもご興味持って頂ければと願っています。

本番前日まで試行錯誤した箇所を少しご紹介します。
蝶々夫人が自決を決意する箇所で、Timp.による強打の8分音符があります。
私の演奏解釈では、そこはテンポを外し 乱れ太鼓のような演奏にしています。
この箇所の時、白装束を着た蝶々さんの切腹したお父さんに和太鼓を叩かせる幻影を出そうと考えていました。
【切腹した父親=武士道精神】象徴的存在として、蝶々さんの最期に背景で出したかったのです、、、
前日まで試してみたのですが、、、最後のクライマックスで視覚が散漫になる事だけは避けたく、、今回はこのアイディアは引っ込めました。
再演の時まで長い宿題に取りかかります(^^;

今回の公演は東京ということもあり、各国大使もご臨席下さいました。
国内では北海道から沖縄から全国から、また国外からは、中国や韓国や台湾からもご観劇下さいまして、本当にありがとうございました!

人間の尊厳には国籍や性差は無いという事、
幕末から明治にかけての混乱期に最後まで誇り高い武士がいたという事、
そして魂は無くならないという事、
こういった事を『蝶々夫人』を通じて表現できたらという思いから舞台を制作しました。

この舞台の実現化に携わって下さいました全ての方たちに心から感謝申し上げます。
[PR]
by tomomi-nishimoto | 2015-05-31 10:02
いよいよ
ソリスト・合唱団・オーケストラがセパレートでリハーサルを重ねてきました。
詳細はこちらをクリック→イルミナートTwitter
a0155408_236544.jpg



新橋演舞場はオーケストラピットがありませんから、舞台上手側にオーケストラが乗り、センターから下手側にかけて、そして花道をアクティングスペースにしています。
ですからオーケストラの配置も通常とは異なり立て長に工夫しています。

明日からいよいよ小屋入りです。
[PR]
by tomomi-nishimoto | 2015-05-24 23:08
イルミナートオペラ In 新橋演舞場
ブダペストに来てから、爽やかな陽光に恵まれています。
昨日は日曜日でしたから、街も静かで、鳥のさえずり、鐘の音が静けさを感じさせてくれます。

鐘の音といえば、
イルミナートオペラ
“座・オペラ In 新橋演舞場 『蝶々夫人』”
の中にも鐘の音があります。
オペラやバレエの中での打楽器は、ドラマの中に出てくる具体的な音、
例えば時計や大砲や金槌を叩く音等々、様々な効果音的役割もあります。
作曲家から明確な楽器・道具指定がない場合は、ドラマの状況を判断し、指揮者が指定しますが(木槌なのか金槌なのか、柱時計なのかゼンマイ時計なのか等々)、劇場のオーケストラは、本当にたくさんのそういった鳴り物道具が無数にあり、私が客として劇場で観劇する時は、そのあたりの音を聴くのも楽しみのひとつにしています。


5月26日27日に上演します『蝶々夫人』は、新橋演舞場という歌舞伎ホールでおこなわれるわけですから、これまで京都南座で培ってきた歌舞伎ホール特有の演出方法は、もちろん今回もふんだんに使います。

そして普段歌舞伎で使っている釣り鐘と和太鼓を使うことに決めました!

2月に舞台のサイズや機構を視察しに行った時、舞台袖に釣り鐘と和太鼓を見つけ、使えるか?と聞くと使える!と。

クラシック音楽は、聴こうと思わないと
聴こえてこない音や音の組合せやフォームがあるのも事実ですが、
そういった劇場特有の具体的な効果音もドラマと一緒に楽しんで頂ければ、作り手としてはとてもうれしいことです。

蝶々夫人の劇中効果音、もうひとつ!
“駒鳥の鳴く頃、あの人は帰ってくる”・・・駒鳥のさえずりの音(^^)!
スコア上ではこの辺りで“駒鳥が鳴く声が聞こえてくる”と指定されています。
その箇所で演奏していない奏者に“駒鳥”の音を出してもらいます(^^)
いつもは大きな楽器を演奏している奏者たちが鳥の形をしたかわいい水笛を吹いています(*^_^*)

またそのさえずりは、悲劇中一瞬の希望でもあります。
[PR]
by tomomi-nishimoto | 2015-05-19 02:05
ハンガリーならではの
ホテルの中庭で演奏していました。

a0155408_21444829.jpg

ロマ独特のヴァイオリンの節回しにしばし聴き惚れる。
ツィンバロンの音色も独特です(*^_^*)


昨日リハーサル中に傷めた首、骨がずれてしまっていましたが
今日のリハーサルでずれた骨が戻った気がする(-_-;)
強制的な戻り方なので、強い打撲のような痛みが残っています(--;)
腕や腰も磨耗感でいっぱいです(-_-;)

でもリハーサル中は集中しているので大丈夫です!
a0155408_21451187.jpg

[PR]
by tomomi-nishimoto | 2015-05-17 21:46
ヨーカイ通り
妖怪ではなく 
詩人ヨーカイを記念した
ヨーカイ通りにリハーサル場があります。

ブダペストフィルはハンガリー国立歌劇場のオーケストラで、オペラ公演の時はハンガリー国立歌劇場オーケストラ、オーケストラとしてステージに上がる時はブダペストフィルと名称を変えます。
ハプスブルクのオーケストラとしてウィーンフィルと同じスタイルを持っています。 
ハンガリー国立歌劇場は素晴らしい歌劇場で、初代監督がマーラーです。

数年前にハンガリー国立歌劇場で指揮した時は、マーラーはじめ数々の名指揮者たちの形跡が残る楽屋で固まっていましたが、
その後、何度も共演してきたオーケストラメンバーたちと今回久しぶりに再会し、数年ぶりとは思えない感覚でリハーサルが進んでいます。

ここのところ私の公演は、異なる言語の作品が続き、またイルミナートの監督として同時制作している公演が続き、
頭や精神の切り替えも大変ですが、何より関節の各々が外れそうに痛いです
(T_T) 
ヨーロッパの石畳が身体に響きます(>_<)


ハンガリー人に私はリストと似ていると言われた事がありますので、
リスト像にパワーをもらいました(^_^;) 
a0155408_00480837.jpg

[PR]
by tomomi-nishimoto | 2015-05-17 00:46
ハンガリーより
昨日からハンガリーブダペストに来ています。

出発前には
新橋演舞場でやります『蝶々夫人』のリハーサル 

a0155408_23042284.jpg

今日はブダペストフィルとベートーヴェンとモーツァルト 
a0155408_23045440.jpg

骨が痛いです(--;)
[PR]
by tomomi-nishimoto | 2015-05-16 23:03
高野山開創1200年音楽法要
快晴!
気温は申し分のない爽やかさですが、日射しはみるみる強くなり、本番前のリハーサルでは弦楽器に直射日光が当たらないように各自角度で工夫。
約600人の合唱団も殆どが直射日光を浴びていますので、段取りよいリハーサルを心がける。

a0155408_13304929.jpg



リハーサル前に金剛峯寺にて拝謁

a0155408_1331613.jpg

高野山真言宗管長さま、 音楽法要を奉納取り仕切られました辯天宗管長さまご一同さま


a0155408_13311952.jpg

“壇上伽藍金堂”の正面だけでなく360℃、金堂を取り囲むように全国から約1万人の皆さんが参加されました。




a0155408_13313466.jpg

信仰を持つ方々のやさしいお心に接し、本番直前に緊張感の中待機している、私とSPも朗らかな一瞬。
a0155408_13314584.jpg

高野山史上初めての、そしてこの開創法会期間中のみの御本尊薬師如来のご開帳。その前での奉納演奏です。
般若心経のお経が金堂の中でも、金堂を取り囲む外からも鳴り響いています。そのお経に平行しながら “いろは歌”“ベートーヴェン交響曲第9番”を演奏。
異なるテンポ感と音程感のお経と音楽が織り成す多重偶発の世界観。
指揮者は聴きこむと演奏はできませんが、一瞬一瞬常に聴きながら音楽を創ります。
多重偶発音楽として捉え、お経を聴きながら演奏しますと、まるでその一瞬一瞬がスローモーションに感じてしまい、とても不思議で感動的な世界を感じました。

平城遷都1300年記念演奏会、高野山開創1200年法会音楽奉納、そしてヴァチカン
といった悠久の時の流れの中での指揮をさせて頂き本当に身にあまる光栄です。今回大変お世話になりました辯天宗の皆様に心から御礼申し上げます。



奉納演奏を終え、奥の院へ。どうしても見たかった石碑を見てきました!

a0155408_1332110.jpg

“大秦景教流行中国碑”
高野山にあるこの石碑はレプリカです。
私が研究を続けている
“仏基一元”の象徴的な石碑です。
写真でしか見たことがなく、しかも前面部分だけ。実際に見ることが出来、裏面を初めて見ましたら、、驚愕のあまり言葉を失いました。
呼びよせられました。
レプリカでも見れて良かったし、いつか中国にある本物の石碑を見たい。
[PR]
by tomomi-nishimoto | 2015-05-11 13:36
高野山
a0155408_21521066.jpg

リハーサルは高野山大学の講堂で。

a0155408_21522796.jpg

今夜は宿坊に泊まります。小学校の林間学校で高野山の宿坊に泊まって以来です。

a0155408_21524190.jpg

胡麻豆腐、
高野山で高野豆腐(^o^)v 野菜の天ぷら、酢の物、
揚げだしお茄子、刺し身こんにゃく等の精進料理です。
[PR]
by tomomi-nishimoto | 2015-05-09 21:52
MBS生ラジオ放送
関西の人気生ラジオ
MBS(毎日放送)
『こんちわコンちゃんお昼ですょ!』に行ってきました

関西で知らない人はいないメインパーソナリティの コンちゃんこと近藤光史さんの番組です(^^)!

コンちゃんは元毎日放送のアナウンサーですが、ベテラン芸人さんのような方なんですよ(o^o^o)
とてもインテリな方でもあります。

a0155408_1722465.jpg

コンちゃん、石田靖さん、山本量子さん、ありがとうございました(^^)

MBSに行くと会いたい人がもう一人います

中学の同級生でもある
MBSアナウンサーの
松井愛ちゃん

a0155408_1745382.jpg


愛ちゃんは中学の頃から周りを明るくしてくれる才色兼備(^^)v

子供も立派に育てながら、MBSの顔として大活躍しています(*´∀`*)
[PR]
by tomomi-nishimoto | 2015-05-08 17:05
ローマの祭、ローマの噴水、ローマの松
昨日の“第2回オーチャード定期公演”
オーケストラメンバー
一人一人がブラボーでした!

“ローマの祭”“ローマの噴水”“ローマの松”
各曲の説明を、作曲家のレスピーギが短い言葉で残しています。
何らかの形にしてお客様に伝えたいですね、、と文化村スタッフと色々相談を重ねていくうちに、
私の主観も少々入れながら、音楽の流れに添った文章を書くことになりました。でも喋るのはちょっとしんどいな、、、
私は頭の中に音がある時に喋ると、日本語の文法順でなくなったり、単語が色んな国の言語になってしまったりするおかしな構造のようです(*_*;
ぜひプロに読んでもらいたい! という事になり、 予定外の急展開でしたから、友人の滝川クリステルさんにお願いしました☆彡

私の書いた文章が滝川さんに渡ったのが、本番当日!
ぶっつけ本番でしたが、
一気にその世界に導いてくれるようなクリステルのナレーションは本当に素晴らしく、自分で書いた文章をこんなに美しく読んでくれて、(i_i)心に響きました。
a0155408_22352098.jpg

ローマ3部作の後ですからイタリアンで乾杯(^^)!
たくさんのお手紙やお花、差し入れをありがとうございました。
また、中国からわざわざこのコンサートに来て下さりありがとうございました。(*´∀`*)


a0155408_22353756.jpg

帝国ホテル小林会長からオーチャード定期公演にちなんで粋なプレゼントを頂戴しました。
その名も“オーチャード”さすが!
[PR]
by tomomi-nishimoto | 2015-05-07 22:37



指揮者西本智実のオフィシャルブログ。ロシアーヨーロッパー北米ーアジアー南米ー中東の順に約30ヶ国でこの道の旅を続けている。趣味はドライブと温泉。和食や和工芸をこよなく愛している。
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
全体
未分類
最新の記事
新緑が美しすぎます
at 2017-04-20 12:03
ロミオとジュリエット
at 2017-04-09 12:45
ミステリアスジャパン放送時間..
at 2017-04-01 23:11
門出
at 2017-04-01 14:10
開放感
at 2017-03-24 17:56
以前の記事
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
ライフログ
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧