今日、今年の9月に指揮します『ロメオとジュリエット』の舞台の打合せをしました。
演奏会形式のオペラ演出は今や沢山上演されていますが、演奏会形式のバレエは今まで殆どありません。
ただ、プロコフィエフ作曲の『ロメオとジュリエット』は、作曲家自身が演奏会形式バレエのスタイルを残してくれており、現在ではリトアニア国立歌劇場がレパートリーとして残してくれています。
9月に私が指揮します『ロメオとジュリエット』は、アクロス福岡、ザ・シンフォニーホール、すみだトリフォニーホールで上演しますが、これらは全てコンサートホールなので、通常オペラやバレエを上演するホールよりステージが小さく、また幕を使えなかったりしますので、プロコフィエフの残してくれた構図よりかなり縮小しますが、ステージにオーケストラが乗り、ステージ奥にアクティングスペースを作り、そこでバレエダンサーが踊りというより無言劇を演じます。また、照明を作り、シェークスピアの戯曲を最小限使った字幕も出します。
幕が使えないので場面転換など、かなりアイディアも必要となりますが、素晴らしいスタッフが集まっていて可能性を追求していきますので、楽しみにしていて下さいね。
今回は元々は演奏会のみでしたが、演奏会+αを実現する事によって、来年度から始まるオペラ制作にも生かしていきたいと思っています。
また進行状況やリハーサル報告をここでお知らせします。(^-^)