150年前の裏歴史で生きた人達に甦って頂きたいという想いと、今日現在の南座と京都の特色を感じる舞台を創りたいという強い思いからこの舞台を着手しました。
南座の劇場を知り尽くしている松竹スタッフのアドバイスを得て、劇場技術と一緒に創作できました事によってこの舞台は具現化出来ました。
それにしましても、井上八千代お家元の元、祇園甲部芸舞妓さん達の華は、かけがえのない美しい瞬間です。
終演後、今回の舞台でも大変お世話になりました
『富美代』さんで今日の舞台を振り返りました。
今回の『蝶々夫人』、
季節外れの桜と共に世界で舞い咲くように、、という想いで、最期はシルエットで、決して死なない蝶々さんの想いを甦らせたいと思い創りました。
蝶々さんの言葉を借りるとすれば、それは
【海と空の間の世界】なのかもしれません。