この感覚を伝える言葉が 見つかりません。
昨夜は、456年前にフランシスコ=ザビエルたちによって平戸に伝わった
“オラショ(ラテン語で祈りという意味)”のグレゴリオ聖歌と、キリスト教禁制の時代も生月島で信仰を守った隠れキリシタンの子孫たちによる
“唄オラショ”の合同演奏会でした。
宣教師たちに直接ラテン語を教わった世代から456年の歳月の間にラテン語がわからない世代に受け継がれ、そしてそれは口伝のみだけで現在まで伝えられてきました。
こういった人間の思いの深さを何という言葉で表現できるのだろう、、、
なぜ口伝なのか?
という質問をされますが、禁制の中、紙切れ一枚見つかると、一族が処刑される時代がありましたから、そのようにして伝えて来られたのです。
そのあと、第九を演奏しましたが、歌詞の持つ意味が苦難を生きた人たちの人生と重なり、時代や国なども超越した感覚でした。
今日は生月島でのコンサートです。
今リハーサルが終わり本番に備えているところです。