快晴!
気温は申し分のない爽やかさですが、日射しはみるみる強くなり、本番前のリハーサルでは弦楽器に直射日光が当たらないように各自角度で工夫。
約600人の合唱団も殆どが直射日光を浴びていますので、段取りよいリハーサルを心がける。
リハーサル前に金剛峯寺にて拝謁
高野山真言宗管長さま、 音楽法要を奉納取り仕切られました辯天宗管長さまご一同さま
“壇上伽藍金堂”の正面だけでなく360℃、金堂を取り囲むように全国から約1万人の皆さんが参加されました。
信仰を持つ方々のやさしいお心に接し、本番直前に緊張感の中待機している、私とSPも朗らかな一瞬。
高野山史上初めての、そしてこの開創法会期間中のみの御本尊薬師如来のご開帳。その前での奉納演奏です。
般若心経のお経が金堂の中でも、金堂を取り囲む外からも鳴り響いています。そのお経に平行しながら “いろは歌”“ベートーヴェン交響曲第9番”を演奏。
異なるテンポ感と音程感のお経と音楽が織り成す多重偶発の世界観。
指揮者は聴きこむと演奏はできませんが、一瞬一瞬常に聴きながら音楽を創ります。
多重偶発音楽として捉え、お経を聴きながら演奏しますと、まるでその一瞬一瞬がスローモーションに感じてしまい、とても不思議で感動的な世界を感じました。
平城遷都1300年記念演奏会、高野山開創1200年法会音楽奉納、そしてヴァチカン
といった悠久の時の流れの中での指揮をさせて頂き本当に身にあまる光栄です。今回大変お世話になりました辯天宗の皆様に心から御礼申し上げます。
奉納演奏を終え、奥の院へ。どうしても見たかった石碑を見てきました!
“大秦景教流行中国碑”
高野山にあるこの石碑はレプリカです。
私が研究を続けている
“仏基一元”の象徴的な石碑です。
写真でしか見たことがなく、しかも前面部分だけ。実際に見ることが出来、裏面を初めて見ましたら、、驚愕のあまり言葉を失いました。
呼びよせられました。
レプリカでも見れて良かったし、いつか中国にある本物の石碑を見たい。