【モスクワ公演】
モスクワのクレムリンから続く目抜き通りに
チャイコフスキーホールはあります。
モスクワの伝統的ホール チャイコフスキーホールで、
一夜でチャイコフスキー交響曲の5番と6番を演奏、
しかもロシア国立交響楽団を指揮!
それだけでも凄い事なのに、
カーテンコールでは拍手喝采ブラボーの嵐で、
観客たちはスタンディングと拍手を揃える独特のテンポで西本を称賛していました。
客席からは、お花を西本にプレゼントしようと、
小さな子供や男性女性からたくさんのお花を舞台上の西本に差し出していました。
最前列の男性は、舞台上の西本に握手を求め感動の言葉を伝えている様子が遠方からでも良くわかる。
オーケストラメンバー達も西本に対して称賛を表現していました。
オーケストラ事務局も驚いていました。
「こんなコンサートはモスクワでもそうあるわけではありません。大成功!」
西本のかつての同僚たち、現在はボリショイ劇場で働いているオーケストラメンバー達も西本に会いに来ました。
「トモミと再び一緒に音楽がしたい!」
と言って涙目と抱擁で西本に話していました。
素晴らしいし、誇らしい!
【北京公演】
中国が世界に誇る中国国家大劇院。
西本の楽屋前には、
中央電視台ニュース番組のテレビカメラ、他のテレビ局も西本を囲んでいる。
「選曲は?」「ストゥーパについて」「中国国家交響楽団の印象は?」「中国人作曲家について」他にも、
「音楽院の学生は西本先生のようになりたくて、真似をしたい人も多い」「多くのファンが中国全土にいる」など。
何年も前から、西本のファンクラブが中国に3つも4つもあると聞いていましたが、
今回は、1年半前に北京と上海で公演した時よりも凄い事になっています。
リハーサルの合間では、オーケストラ団員や合唱団員、
はたまたオーケストラスタッフ達からも写真をせがまれていました。
そしていよいよコンサートが始まり、
西本が舞台に現れると、待ってましたとばかりの大歓声!
中国の政府機関でもある中国国家交響楽団と同合唱団を率いて、
クラシック音楽に新しい息吹をそそぐ姿にそこにいる皆が酔いしれていました。
カーテンコールでは、客席が揺らぐような凄い大歓声が西本を称えていました。
クラシック音楽家で、こんなに人気がある人は中国で初めて。
社会現象になっている様子です。
オーケストラ団長や、劇場関係者、音楽院関係者が口をそろえて
「クラシック音楽関係者はみんな西本が好きでずっと待っていたし、次に来るのも待っています」
と西本に話していました。
通訳から話しを聞く西本の目には、
うっすら涙が溢れていました。
終演後の会食は、
オーケストラ事務局と映画監督、わざわざロンドンから西本に会いに来た国際的ピアニストと不夜城の海鮮レストランへ。
「こんなにも聴衆が熱狂するクラシックコンサートは滅多にない!」
大成功した西本を称え、中国式の乾杯が何度も交わされました。